暑いと寒い
薄毛治療の民間療法や育毛サロンでの施術の一つとして、
温度差を利用して頭皮の血の巡りを良くして髪を太く丈夫にする目的の育毛法があります。

具体的には、頭皮を暖めた直後に冷水をかけて冷却するというものです。
人間の身体は暖めると血管が拡張され冷やすと収縮すると言う性質を生かした血行促進法です。

この方法はプロスポーツ選手で疲労回復を早める目的で
銭湯の湯船と冷水に交互に浸かる人もいるので、意外に的を得ている治療法なのです。

この理論を応用すれば薄毛と気候には関係があるのかもしれません。

暑いとハゲやすく寒いとハゲにくい?

上記の育毛法でも利用される様に頭皮の温度を暖めて上昇させたり、冷やして下降させたりすることで、
頭皮の毛細血管の血流が良くなったり悪くなったり、毛根の毛穴は緩んだり引き締まったりするものです。

これを住んでいる場所の気候で考えると、暑い地域に住む人は一年中温度が高いので、
頭皮の毛細血管の血流が良くなり髪の成長を促す事になります。
反面、暑さによって汗をかく場面も多くなるため、頭皮の皮脂の分泌量も多くなり、
毛穴に皮脂が詰まって酸化してハゲやすくなるという事も考えられます。

一方寒い地域では一年中温度が低いので、
頭皮の毛細血管の血流が悪くなり、髪の成長を阻害してしまう事となります。
しかし寒さによって汗をかかないため、頭皮の皮脂の分泌量も少なくなり、
毛穴に皮脂が詰まることがなくハゲにくいという事も考えられます。

疑問のまとめ

・暑い地域:頭皮の血行が良いが汗や皮脂多い
・寒い地域:頭皮の血行が悪いが汗や皮脂は少ない

この相反する2つの要因が薄毛率に関係があるかもしれないので、
沖縄に住む人と北海道に住む人のどっちがハゲやすいのかを比較検証して疑問を解決していこうと思います。

夏と冬では皮脂の分泌量が2倍も差が出る!

夏は顔がべたべたする事が多いのは皆さん経験があるかと思います。
どうして夏は嫌な脂っぽさになってしまうのでしょうか?

原因はです。

人間は体温の上昇を防ぐために汗をかきますが、汗が乾く時に同時に肌の水分も蒸発してしまいます。
その失った水分を補充する働きで皮脂が分泌されるのです。
これは汗かきの人が薄毛になりやすい原因でもあります。

関連記事:汗かき、多汗症の人の育毛対策



酸化した皮脂は頭皮の毛根に残りやすく、
皮脂腺を詰まらせてしまい髪の正常な成長サイクルを阻害してしまうのです。

その皮脂の分泌皮量ですが、気温が35度以上と8度以下の場合ではなんと2倍も量に差があるのです。

ここまでを見ると皮脂分泌量の点から暑い地域の方がハゲやすい様に思えます。

紫外線が強い地域の人は毛が丈夫になる!

暑い地域は皮脂の量が増えるだけでなく、日中に受ける紫外線のダメージも大きくなります。
赤道に近くなれば成る程紫外線の量は増え、赤道から遠くなれば減ります。

これは太陽からの距離に比例します。

沖縄の那覇と北海道の札幌では年間を通しての紫外線量になんと約2倍もの差があるそうです。
一見暑い地域が不利に見えますが、人間の体は不思議なもので、
紫外線から身を守る手段として毛が太く丈夫に生えるように進化していくようです。

アデランスが発表した世界21カ国を対象にした世界薄毛率の調査によると、
上海を含む南アジア諸国の薄毛率はワースト5を独占しています。
赤道に近くの国は薄毛率が低く、赤道から離れた国は薄毛率が高くなる傾向があるのです。

つまり赤道により近い沖縄に住む人の方が
赤道から離れた北海道の人よりも薄毛率が低くはげにくいということになります。

塩分が多くハゲやすい食生活の地域はどっち?

寒い地方では、収穫できる野菜の種類に限りがあります。
そのため伝統的に肉料理や漬物、みそ、しょうゆを多く使った
保存の効く料理が多い食生活になってしまいます。

どうしても増えてしまうのが脂質塩分

厚生労働省による健康調査によると、
高血圧の人の多い都道府県ランキングのベスト10に東北地方が6つも入っています。
そして、高血圧になる食生活は髪の毛の薄毛にも影響してしまうのです。

塩分を取りすぎるとハゲになる

塩分を取りすぎると高血圧になるのは、よく聞く話です。
血圧が高くなるとその影響は髪の毛にも現れてしまいます。

高血圧の原因は血管の収縮にあります。
血管が収縮すると流れる血液の量が減るため、毛母細胞へ送られる栄養素もその分減ります。

文頭で説明したように、気温が低い事で体温が下がると
頭皮の毛細血管が収縮し血行が悪くなります。
その上高血圧による収縮が重なるのです。

また塩分を過剰に摂取すると、体内にあるCGRPという成分が減ってしまいます。
このCGRP、実はヘアサイクルを健康に補正する役割を持つIGF-1という物質を生成するための因子なんです。

つまり、塩分摂取量が増えればヘアサイクルを補正することができなくなるため、
髪の毛が本来は抜けるはずのない成長期などに抜けてしまったりするというわけです。

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紫外線の弱い地域の人は毛が弱くなる!

赤道から遠い国は、日照時間が短くなり、1年を通して浴びる紫外線の量も少なくなります。
北欧の人たちの髪の毛の色や皮膚の色、目の色が薄いのは、
紫外線から身を守る必要性が少ないのが原因と言われています。

もちろん頭皮についても同じで、紫外線自体を浴びる機会が少ないのですから
守る必要性も少なく、弱い髪へとなっていきます。
結果として、北に住む人たちは髪の量が少なくなりやすいというわけです。

暑い沖縄の方がハゲにくいという結果に!

暑い地域に住んでいると汗をかきやすいことからハゲになりやすいというイメージがありましたが、
複数の視点から調べた所、むしろ紫外線を多く浴びる暑い地域は、
紫外線から頭皮を守るために毛が濃くなる傾向にありました。

そして寒い地方に住む人たちは、紫外線から頭皮を守る必要が少なく毛が丈夫にならないのと、
伝統的に高血圧になりやすい食生活のため結果的に薄毛になりやすいようです。

しかし暑い地域にしろ寒い地域にしろ気温自体が原因と言うよりも、
それにより発生した環境が原因で薄毛になりやすさが決まるといっていいでしょう。

何百年単位で人間が生物として少しずつ進化していくもので
薄毛を治療するために沖縄に移住をしても効果は微々たるものでしょう。

つまり気候や気温差による育毛効果よりも
正しい食生活や育毛剤や育毛シャンプー、頭皮マッサージなどの
育毛習慣を行う方が遥かに効果的という事です。