育毛剤、養毛剤、発毛剤の違い
育毛剤と養毛剤、そして発毛剤
普段よく目にするこれらの薬品ですが、何がどう違うのか、あなたはわかりますか?

「育毛」は毛を育てる、これは何となく想像できますよね?
「養毛」は毛を、養う?
「発毛」は、毛を発!?

考えれば考えるほどわけがわからない育毛剤、養毛剤、発毛剤の違い
今回は、これらの違いを調べてきました。
その結果、意外なことが判明したのです!

育毛と養毛、発毛の言葉の意味の違い

養毛剤の意味
まずは言葉の定義からお話ししましょう。
いきなりショックなことを言うかもしれませんが、育毛とは髪を生やすことではありません

なので「育毛頑張ってるんだ!」という頭頂部までツルツルの人がいたら、
ただ言葉を勘違いしているか、髪が生えない方法を行っている可能性があります。

では育毛とは一体なんなのでしょうか?

育毛剤の【育毛】の意味

「子供を育てる」という言葉があるように「育」という字は「対象を成長させる」という意味が込められています。
つまり、痩せてしまった髪の毛や伸びる前に抜けてしまう髪の毛を太く健康な髪へと成長させるのが「育毛」ということなのです。

すなわち育てる対象が無ければ、何もかわらないのです!

先述したツルツルの人が本当に育毛を頑張っていた場合、
残された側頭部や後頭部の髪の毛だけが立派に育ってしまい、
まるで「健康的な落ち武者」みたいになっちゃいますので気をつけましょう!

養毛剤の【養毛】の意味

今回調査した3つの言葉で一番馴染みが無いのがこの「養毛」なのではないでしょうか。
それもそのはず、養毛剤は今はあまり売られていないのです。
その点は後述する養毛剤の項で詳しく説明しますので、まずは養毛の定義の話です。

「妻子を養う」という言葉の通り、「養」という字には「食物を与える」とか「生活させる」という意味合いがあります。
つまり、今ある髪の毛に栄養を与えることで現状を維持していくのが「養毛」ということなのです!

だから、こちらも育毛と同じように、対象が無ければまったく意味がありません!

「養毛頑張ってるんだ!」と言う人は少ないでしょうが、もしいたら完全に勘違いです。
止めてあげましょう。

発毛剤の【発毛】の意味

発毛は、他の2つの言葉とは一線を画しています。
その大きな違いとは「対象が無くても問題ない」という点です。
「発毛」とは「髪を生やすこと」と言って間違いないでしょう。

そのため、日本で認められる発毛剤には特殊な条件が課せられています。
このあたりも、後述する「発毛剤」の項で説明しましょう。

育毛剤と養毛剤と発毛剤の意味と違い

育毛剤の意味
上記では言葉の意味の違いを詳しく解説したのでご理解頂けたと思いますが
商品として販売されている育毛剤、養毛剤、発毛剤の違いは何なのでしょうか?

ここからは、それぞれの薬剤について説明しましょう。

育毛剤の薬剤としての意味

日本で購入できる薬は「薬機法(旧薬事法)」で定められています。
これは、
・医薬品
・医薬部外品
・化粧品
・医療機器

についての規制や運用について記載した法律ですが、育毛剤や発毛剤にもこれの法律は影響しています。

さて、育毛剤の話に戻りますが日本で売られている育毛剤のほとんどが「医薬部外品」に含まれます。

育毛剤と謳う以上、育毛効果について触れなくてはいけないのですが、
上記の薬機法の薬品の内、効果があると明言することができるのは「医薬部外品」と「医薬品」だけなのです。

医薬部外品は、効果があるといっても「作用が穏やかなもの」でなくてはなりません。

というのも、販売に薬剤師の存在や法的な許可がいらないので、副作用の心配が少ないものでないといけないからです。
そのため、髪を生やすという露骨な効果がある発毛剤では無く、健康にして太く育てるという育毛剤を医薬部外品としたのです。

育毛剤の医薬品と医薬部外品の違いを解説!厚生労働省認可が関係!?

養毛剤の薬剤としての意味

厳密に言うと、養毛剤というものは存在しません。
健康食品や化粧品、育毛ローションの類を養毛剤と呼んでいるわけです。

髪に栄養を与えるのが目的な養毛ですので、特に効果を謳っているわけではないからです。

さらに言うと、養毛剤を使用したからと言って、髪に栄養が行き渡るわけではありません。
血行が悪い人は、頭皮に栄養が渡る前に他の場所で使われてしまうからです。

そのため、養毛剤は単独で使うよりも、頭皮マッサージと並行して使用するといいでしょう。
また、育毛剤の補助的な意味合いで使用するのも効果的なのかもしれません。

発毛剤の薬剤としての意味

発毛剤は、薬機法上「医薬品」に含まれています。
日本で認められている発毛剤は、ミノキシジルとフィナステリドという有効成分を含んでいます。

ミノキシジルは、ドラッグストアで販売しているリアップシリーズの有効成分で、フィナステリドは医師により処方されるプロペシアという薬品の有効成分です。
ミノキシジルは、頭皮のATP生産機構に作用し休止状態の毛母細胞を活性化させて発毛を促進させます。
フィナステリドは、男性ホルモン「テストステロン」を脱毛因子である悪玉男性ホルモン「ジヒドロテストステロン」に変える5αリダクターゼを阻害する働きで抜け毛を予防します。

双方とも半年使用すれば効果が期待できるのですが、その一方で副作用の可能性も問題視されているため、医薬品として認可されることになりました。
ミノキシジルはドラッグストアで、フィナステリドはAGAクリニックや皮膚科でも処方してもらえるので、薬剤師や医師と相談しながら使用するといいでしょう。

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まとめ

育毛と養毛、発毛の違いは、育てるか養うか発生させるかの違いです。

育毛剤は髪を育てるという穏やかな効果が期待できる副作用のない薬品、
発毛剤は髪を生やすという効果を期待できる半面、副作用のリスクがある薬品、
養毛剤は栄養補助的なものというのが大まかな違いです。

自分の頭皮によって、育毛剤がいいのか、発毛剤がいいのか、養毛剤でいいのかは変わってくるので、
しっかりと状態を把握してから挑戦するといいでしょう!



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