────江戸時代
ハゲはどうやってチョンマゲを結っていたのでしょう?



というか、ハゲたらチョンマゲが結えないっ!


江戸時代のハゲ達は髪型をどうしていたのか気になりますね。

お江戸でも髪に悩む人が多かったのですよ。

お江戸の髪事情と、人には何故毛が必要なのかをお勉強しましょう。


チョンマゲとハゲの4コマ漫画

 

浮気をしたら髪を切られたお江戸吉原

江戸の吉原の遊女の散切

花のお江戸では、吉原で浮気をした男性は遊女に髪を切られました。
その名も「散切(ざんぎり)」

吉原では1度指名をしたら、吉原で他の女性と遊んではいけません。
髪は女の命といいますが、江戸時代のチョンマゲは男の命。

男が髷を結えなくなるのは一大事なんです。
ざんばら髪が許されるのは死人だけですから。


浮気がバレて恐ろしいのは江戸時代も現代も同じですね。


江戸時代に髷を切られる画像

馴染みの遊女がいたのに他の遊女を買った男は、皆の前で髷をチョッキン!
遊女のハサミを「髪切丸」と呼びます。


江戸時代に髷が無いということは、とても恥ずかしいこと。
どんなに貧しい町人でも身だしなみとして髪の手入れをしていたのですよ。

髷を切られて公道を歩けば、誰にでも察しがつかれてしまうから大変です。
頭を見られれば「吉原で浮気をした不届き者」と指をさされまくり。

でもそういう場合、髪切男のための髪結床屋がありました。
入れ髪をしたり付け髷などで、ちゃんとした格好つけてもらえたのです。

吉原は浮気をすると怖い街。
特に髪が薄い人には怖い街だったと思います。


江戸時代はちょっとしたハゲには優しい時代だと思うのですが、チョンマゲが結えなくなるほどのハゲ
には辛い時代でした



江戸時代にハゲてチョンマゲが結えなくなったら?

江戸時代のハゲとチョンマゲ

現代の私達はチョンマゲというと、どれも似たような感じに見えますが、実は種類が沢山ありました。

月代をどこまで剃るのか、幅、形、髷の上下や長さや角度で千差万別。
お江戸の男達はとても髪型に気を使っていました。



月代とハゲ

これを見て!右上の撥鬢(ばちびん)というチョンマゲのイラスト


前から後頭部まで剃った部分を月代(さかやき)と呼びます。
これなら少し位のハゲなら、ハゲだと気付かれません

チョンマゲについては平安時代に始まり、戦国時代に兜が蒸れないように髪を剃ったのが定着した模様。

「ハゲだからモテない!」

そう思い込んでいる現代の男性からみたら羨ましい時代に思えるかもしれませんね。


江戸時代は本当のハゲか剃っているのかが分からなかったから、女性はそんなに男性のハゲを気にしていませんでした


江戸時代を代表するチョンマゲ

ただ、イキな男性がカッコイイ時代。
江戸時代を代表するチョンマゲは下の図のような「本多風」


江戸時代のカッコイイ髷

また、前田慶次でお馴染みの傾き者ファッションが流行ったときは、月代(さかやき)を剃らないチョンマゲをする男達もみられました。

しかし、それは1615年に「武家諸法度」が配布されて幕府が落ち着くまでのことです。

髪は男の身だしなみ

けれどいくらハゲに優しい時代でも、歳をとれば髪が薄くなってチョンマゲを結うのも難しくなっていくのは仕方が無いこと。


いよいよチョンマゲが結えなくなるほどに髪が無くなったらどうするか?


お江戸の毛生え薬

江戸時代の毛生え薬
「毛生え薬」も売っていましたが、時代が時代なので効果は期待できません。

銅で作った精巧なカツラもありましたが、とても高価だし凄く蒸れました。

手っ取り早いのは、付けチョンマゲ。
人毛で作られた簡易チョンマゲをノリでくっつければ出来上がり。

江戸の町には「おちゃない」という人毛を買う人が沢山いて、抜けた髪が売れたんです。
クシで髪をすいたら、クシに付いた髪は「おちゃない」へ。

でも、ノリで簡単にチョンマゲを付けても、すぐに取れてしまうのが悲しいところ。

お江戸では、チョンマゲが結えなくなるほど髪が薄くなったら隠居するのが普通でした

家督を息子に譲り、隠居生活へ。


江戸時代のハゲは今より大変かもしれませんね


お江戸髪事情

髷の部位の名前


江戸時代にもカリスマ美容師がいました。
腕が良くて話もうまい髪結は大人気で予約をするのも大変だったんです。

髪結は、自宅をお店にしている「内床(うちどこ)」、簡易小屋で仕事をする「出床(でどこ)」、得意先に出向く「場所廻り(ばしょまわり)」がありました。

内床や出床は今の千円カットのようなものですが、ヒゲや月代も剃ってもらえました。

カリスマ美容師は場所廻りに多く、4~5日に1度の割合で出張して月契約だと100文から500文以上の人も。
1文は現代だと20円くらいだと思って下さい(大雑把に)。

お江戸では、月代が青い男性がカッコイイとされていました。


江戸のカッコイイ髪型

イキとされた男姿↑


女性が少なかったお江戸でモテるためには、男は月代を青く見せるために髪結へせっせと通ったり、自分で剃ったり抜いたり。

ヒゲやビキニラインのお手入れも男の方が頑張っていました。
ヒゲも1本1本抜いて、ビキニラインも除毛。

江戸のムダ毛脱毛をする男性


江戸の男は威勢がいいところを見せるために、着物をまくってフンドシや臀部をさらけ出します。
これが「尻っぱしょり」

このときにビキニラインにムダ毛があると恥ずかしいんですね。
あぐらをかいてもビキニラインは見えますから、お手入れは必須。

お手入れは、毛切り石で毛を剃って蛤の貝殻を二つ合わせて抜く!
痛そうです。

毛切り石も重い石と軽い石を合わせて剃る方法でしたが、ケロケロという音がしてアマガエルが鳴いている音のよう。

ビキニラインに毛切り石や貝殻。
少しでも失敗すれば大事な部分が大変なことに!

デート前のお手入れに失敗して血だらけになって泣く男性も多かったようです。



お江戸の男は少しでも恰好良く見せるために涙ぐましい努力をしていたのですよ。
頭の月代を青くするために青い染料を塗ることもありました。
ハゲだと青くならずにツルツルになってしまいますから。



まとめ

江戸の侍
その畑は、水もあり、肥料もあり、日も燦々と照っているのに草木が1本も生えない!
それがハゲの頭。

人には何故毛が生えるのか?
哺乳類には何故毛が生えるのでしょうか。
魚にはウロコが、鳥には羽が、人には毛が!

毛の起源についてはウロコが進化したものとの説があります。
お魚にもハゲがいるのかは不明。

人がハゲに苦しむ歴史は古く、四千年前の古代エジプトで抜け毛とハゲに悩む男性の記録があります。

かの英雄、クレオパトラに翻弄された「ブルータスお前もか!」で有名なジュリアス・シーザー(ユリウス・カサエル)も禿げあがった頭を気にして、なんとか隠そうとしていたといいます。

人が髪の毛について悩むのはいつの時代にもある話なんですね。
悩み過ぎてもストレスで抜けますから注意!


江戸時代の髪について学ぶことがあるとしたら、男性が髪にとても気を使っていたこと。
これです。

身だしなみが大事。
髪も身体の一部分ですからお手入れしてね。


※引用元のない画像は著作権フリー、著作権切れの画像から使用させて頂きました






育毛剤おすすめランキングと薄毛対策






おすすめ記事

⇒知ってた?頭の皮ってムケるんだぜ



⇒30年間のハゲ人生から得た教訓




著者プロフィール 松井 美女(みめい) 

美女が書く笑えるブログ

はてなブログに笑えるようなブログを書いています。 日々笑えるネタを探し中(≧▽≦)